助成金を活用した設備投資事例:美容業② ピンチをチャンスに!従業員の育休を「自動洗髪機」で乗り越え、210万円の助成金を受給した舞台裏
- 西川 浩樹

- 4 時間前
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こんにちは!助成金の専門家として、日々多くの中小企業様の「攻めの経営」をサポートしております。
今回は、名古屋市の美容業界で非常に鮮やかな成功を収めた事例をご紹介します。人手不足や働き方改革に悩むオーナー様にとって、まさに「逆転の発想」とも言える素晴らしい活用法です。
「スタッフが育休に入ることになった。嬉しいけれど、現場の回し方が不安だ……」 そんな悩みを抱えていた名古屋市の美容院A店様。しかし、A店様はただ耐えるのではなく、国の助成金をフル活用して「現場の自動化」と「手厚い福利厚生」を同時に実現しました。
1. 助成金活用事例:人手不足を「テクノロジー」で解決したA店様の決断
名古屋市内で地域に愛される美容院A店様では、中心メンバーの1人が育児休業に入ることになりました。通常、1人欠員が出れば、残されたスタッフの負担が増えるか、予約を制限せざるを得ません。
そこでA店様が導入したのが、最新型の「自動洗髪機」です。
導入による劇的な変化
これまではアシスタントやスタイリストがつきっきりで行っていたシャンプー工程を自動化。これにより、以下のメリットが生まれました。
労働時間の短縮: シャンプーにかかる人員を他の施術や接客に充てることが可能に。
手荒れ・腰痛の軽減: スタッフの身体的負担が減り、離職防止にもつながりました。
生産性の向上: 育休者の穴を埋めるだけでなく、店全体の回転率が向上。
この設備投資(約200万円)に対し、業務改善助成金を活用することで、150万円の受給に成功。実質的な負担を大幅に抑えて最新設備を手に入れました。
さらに、育休を取得した従業員に対しても両立支援等助成金を申請。取得時と復帰時を合わせて60万円を受給し、代替要員の確保や休業中のフォロー体制の構築に充てることができました。
合計受給額は210万円。 A店様は「人が減るピンチ」を「生産性を上げるチャンス」へと見事に転換させたのです。
2. 活用した助成金の徹底解説
今回の事例でポイントとなった2つの助成金について、その概要を解説します。
① 業務改善助成金(設備投資で生産性アップ!)
この助成金は、事業場内で最も低い賃金(事業場内最低賃金)を一定額以上引き上げ、あわせて設備投資などを行った場合に、その費用の一部を助成するものです。
対象となる取り組み: 自動洗髪機の導入、POSレジシステムの導入、顧客管理ソフトの刷新など。
助成内容:
引き上げる賃金額や対象人数、投資額に応じて助成率・助成上限額が決まります。
A店様の場合:
スタッフの賃金引き上げ(時給アップ等)を計画し、自動洗髪機を導入。結果として、投資額の多くをカバーする150万円を受給しました。
専門家の視点: > 「賃上げ」と聞くと負担に感じるオーナー様も多いですが、助成金で設備投資を賄うことで、長期的な人件費の捻出と作業効率化が両立できます。
② 両立支援等助成金(育児休業支援コース)
働きながら育児を行う従業員を支援し、仕事と育児の両立ができる環境を整える事業主を支援する助成金です。
受給のステップ:
取得時: 育休復帰支援プランを作成し、面談を実施。従業員が3か月以上の育休を取得した際に30万円。
復帰時: 休業中のフォローを行い、現職に復帰させた後に6か月継続雇用した際に30万円。
メリット:
「育休を取りやすい職場」というブランディングができ、求人募集時の強力なアピールポイントになります。
これからの美容室経営に求められること
今回のA店様の事例は、「助成金は単なるお小遣いではなく、経営戦略のブースターである」ということを証明しています。
「人」への投資: 育休を快く送り出し、戻ってきやすい環境を作る(両立支援)。
「形」への投資: 機械に任せられる部分は任せ、人間はクリエイティブな仕事に集中する(業務改善)。
この2軸が揃うことで、地域で選ばれ続ける強いサロンが作られます。名古屋市は特に美容室の激戦区ですが、制度を賢く使うことで、コストを抑えながら競合他社に差をつけることが可能です。
「うちの店でも使えるかな?」「自動洗髪機以外でも対象になる?」と気になったオーナー様。まずは現状の課題をお聞かせください。貴店に最適な「助成金活用ロードマップ」を一緒に作成しましょう!




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