【その保障、会社の「今」に合ってる?】経営サイクルに合わせて「何度でも」生命保険を見直す裏ワザ
- 西川 浩樹

- 5 日前
- 読了時間: 5分

個人が結婚、出産、住宅購入といったライフステージの変化に応じて保険を見直すのが一般的であるのと同様に、法人にも生命保険の見直しが必要です。会社は、創業期、成長期、転換期、そして成熟期というステージをたどりますが、そのステージごとに生命保険の目的も変化し、見直しが必要となります。
経営環境の変化と保障の目的の進化
経営のステージが変われば、生命保険に求める役割も大きく変わります。
創業期は、事業を立ち上げるための債務保証や、万が一の際の事業保障といった、短期的に大きなリスクヘッジを低コストで確保することが中心となるでしょう。
成長期に入り、資金的な余裕が生まれると、会社の将来を見据えて、長期的な保障の確保に加え、緊急予備資金の準備といった財務戦略の一環としての活用を考えるかもしれません。
さらに、成熟期に入ると、事業承継対策や役員の勇退後の生活保障など、より長期にわたる保障ニーズへと変化していきます。
しかし、ここで一つ大きな懸念があります。いざ保障を見直そうと考えたときに、もしご自身や役員の方が保険に加入できないご健康状態になっていたら、必要な保障を確保できなくなってしまいます。これは、経営計画において非常に大きなリスクとなり得ます。
経営の悩みを解決!「何度でも」「無診査で」保障を見直せる便利な機能
経営環境や財務状況が絶えず変化する中で、健康状態を問わず、必要なタイミングで柔軟に保険を見直せる機能があれば安心です。実は、生命保険には、このような課題を解決するために、“何度でも”保障を見直せる便利な機能(コンバージョン)があることをご存知でしょうか。
この機能(コンバージョン)を活用すれば、現在の契約をベースに、“何度でも”、“無診査で” 新たな保険に変更することができます。会社の経営サイクルに合わせて、必要に応じて何度でも無診査で保険を見直すことが可能となるのです。
この見直しを活用することで、ニーズが変わっても、無診査で保障内容を見直し、保障に加え、経営環境の変化へのそなえを準備し、さらにその後のニーズの変化に応じて再度この機能(コンバージョン)を可能にすることができます。
【事例で学ぶ】経営サイクル別に見る保障見直し活用術
具体的な事例として、35歳で起業したAさんのケースを通じて、この機能がどのように経営に役立てられたかを見ていきましょう。
1. 創業期(35歳):低コストで効率的な保障準備
Aさんは35歳で起業しました。創業期は資金をできるだけ投資に回したいため、「保障は低コストで効率的に準備したい」と考えていました。
債務保証や事業保障を主な目的とし、Aさん*定期保険(保険期間10年)に加入しました。
<ご契約内容(例)>
• 年齢・性別:35歳・男性
• 保険種類:定期保険
• 保険期間:10年
• 保険金額:10,000万円
• 月払保険料:16,800円
2. 成長期(40歳):長期的な備えと資金準備の開始
5年が経過し、40歳になったAさんの会社は成長期に入りました。資金的に余裕も出てきたため、「会社の将来を考えて、保障とあわせて緊急予備資金の準備もできる保険に見直したい」と考えるようになりました。
Aさんはこの機能(コンバージョン)を活用し、保障を確保しつつ、将来的に解約返戻金が見込める定期保険(保険期間100歳まで)に変更しました。
<ご契約内容(例)>
• 年齢・性別:40歳・男性
• 保険種類:定期保険
• 保険期間:100歳まで
• 保険金額:10,000万円
• 年払保険料:2,260,900円
3. 転換期(45歳):資金繰りの改善とキャッシュフローの発生
さらに5年後の45歳で、会社は転換期を迎え、業績悪化により「保険料の負担を減らしながら資金繰りも改善したい」状況になりました。
Aさんは再度この機能(コンバージョン)を活用し、保険料負担の小さい定期保険(保険期間10年)934万円を受け取ることができ、キャッシュフローの発生を実現し、資金繰りの悪化を解消するために役立てました。
<ご契約内容(例)>
• 年齢・性別:45歳・男性
• 保険種類:定期保険
• 保険期間:10年
• 保険金額:9,060万円
• 口振月払保険料:27,995円
4. 成熟期(50歳):事業承継対策と長期保障への移行
資金繰りが回復し、50歳になったAさんの会社は成熟期に入りました。財務状況も安定したため、「そろそろ長期の保障を考えよう」という判断に至り、将来の事業承継対策も視野に入れ始めました。
Aさんは三度目の見直しとして、無解約返戻金型定期保険(保険期間90歳まで)に変更しました。これにより、長期にわたる保障を確保し、事業承継に向けた準備を整えることができました(なお、この保険には保険期間を通じて解約返戻金はありません)。
<ご契約内容(例)>
• 年齢・性別:50歳・男性
• 保険種類:無解約返戻金型定期保険
• 保険期間:90歳まで
• 保険金額:9,060万円
• 年払保険料:1,195,195円
この柔軟な保障見直し機能(コンバージョン)を活用する際には、いくつかの条件がありますので、事前に確認が必要です。
法人の経営ステージや財務状況は刻々と変化します。生命保険は、万が一の備えであると同時に、経営環境の変化への柔軟なそなえとしての重要な役割を果たします。
この柔軟な保障見直し機能を活用することで、健康状態に左右されることなく、創業期から成熟期、そしてその後の事業承継や勇退まで、常にその時のニーズに合った最適な保障状態を維持することができます。
企業の成長における保障の見直しは、成長期の体型変化に合わせてスーツを仕立て直すことに似ています。最初に買ったスーツ(保険)が、体型が変わっても(経営ニーズの変化)、都度、体にフィットするように仕立て直し(コンバージョン)をすることで、常に最高のパフォーマンスを発揮できる状態を維持できるのです。




コメント